ENECHANGE Developer Blog

ENECHANGE開発者ブログ

Rails 5.2 + WebpackerでVue.jsを使ったSPAを実現

こんにちわ。ENECHANGEのMariMurotaniです。 今回は、VueCLIでのSPAではなくRails内でVue.jsを一部だけ利用するという方法をご紹介します。 Vue.jsのGetStartedが終了していてRailsのチュートリアルも終了している人が対象です。

次回、Vuexでのデータの永続化についてへ続きます。

続きを読む

AWS Transfer for SFTPを使ってみる

インパクトあるのが出たらニュースになるだろうと思ってre:Invent 2018をウォッチせずにキャンプで焚き火してたCTO室kazです。 reinvent.awseventsjapan.com

SFTPというレガシーだけど、今もよくシステムで使われる名前のついたサービスが目に止まったので、検証してみました。 発表されたサービス名はAWS Transfer for SFTP

AWS Transfer for SFTP(フルマネージド型 SFTP サービス)| AWS

続きを読む

RubyWorld Conference 2018 2日目

昨日に引き続き、RubyWorld Conference 2018の報告です。

基調講演-2 Don't Stop Moving

情熱プログラマーの著者としても知られるMicrosoftのChad Fowlerさんの講演でした。情熱プログラマーは昨年読んでいて、講演後にサインをもらっている人もいたので、持ってこればよかったと後悔しています。

では、1時間の講演の中で、印象に残った点を紹介します。

・生存戦略 深さと広さという指標で、Linux Kernal Engineerのように狭く深いエンジニアという戦略もあるし、SaaSスタートアップのCTOのように、様々なことを広く知っている人になるという戦略もあるということでした。 その昔、Ken Smithさんに3つのことを学びなさいと言われたそうです。その3つとは、ディレクトリサービス、Unix、プログラミング言語だそうです。その現代版として、OS(Linux等)、データベース、プログラミング言語を学ぶと良いとおっしゃっていました。

続きを読む

RubyWorld Conference 2018 1日目

プラットフォーム事業部のtaki(@yuyasat)です。 今日、明日と島根で開かれているRubyWorld Conference 2018に来ています。RubyWorld Conference 2018 は、弊社もSilver Sponsorです。その関係で参加させていただきました。
午前中は移動だったため、まつもとゆきひろさんの基調講演は聞けませんでした。本記事では、午後からの講演についてまとめました。
私の理解不足により間違っている点がございましたら、コメントください。

午後のA-1、A-2、A-3は主にRubyとプログラミング教育に関する話題でした。

続きを読む

ランダムにおちるfeature/system specへの対応とリトライ機構

背景

プラットフォーム事業部のtaki(@yuyasat)です。ENECHANGE社には2016年10月から参画し、主にRuby on RailsやJavaScriptまわりの実装を行っています。

ENECHANGE社の顔とも言えるサービスが、電気・ガス比較サイト エネチェンジです。WordpressとRailsでできており、リポジトリのfirst commitから4年以上が経過しています。確認したところ、first commitはCTOの白木で、2014年5月16日でした。会社の設立が2015年4月ですから、会社の歴史よりも長い歴史をもつリポジトリということになります。ENECHANGE社の前身はCambridge Energy Data Labで、その当時に開発が開始されたわけです。

そんな4年以上の歴史を持つリポジトリですが、機能も増え、申し込み可能な電力会社も増えてきており、それに伴って自動テストの数も増えてきています。また昨年Vue.jsを導入するなど、フロントエンドもリッチになってきており、絶対に落とせない画面に関してはfeature specも書いています。[^1]

feature specが増えてくると悩まされるのが「テストが通るときもあるんだけどたまにおちる」「自分のlocalでは通るのにCI上では通らない」といったことです。100%落ちるのであればデバッグがしやすいですが、環境依存だったり、通ったり落ちたりすると原因究明に時間がかかります。通ることもあるものですから、Rebuildして通ればOKとしている開発現場も多いでしょう。

続きを読む