ENECHANGE Developer Blog

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アプリケーションの通信エラーをパケットキャプチャで調査する - エラー事象説明〜調査方針決め -

ENECHANGE所属のエンジニア id:tetsushi_fukabori こと深堀です。
実は今年の4月に育児休業から復職していました。
このブログの主旨からは外れるので特段書きませんが、育休は最高の体験でした。機会があればお勧めします。


今回から何回か使って弊社アプリケーションで発生したエラー事象とその調査について記事を書きます。
エラーが発生したアプリケーションはいわゆるwebアプリケーションなのですが、原因の調査手法としてはパケットキャプチャを行うことになりました。
普段webアプリケーションの開発ではあまり出番が無い(と思う)パケットキャプチャなので、方法などを共有できればと思います。

今回はエラー事象の概要から調査戦略の決定までの説明です。
序章的な立ち位置なのでさほど技術的な文章ではないです。
技術的な話は次回以降をご参照ください。

この記事を届けたい人

  • AWSで構築したアプリケーションでパケットキャプチャをやりたい人
  • キャプチャしたパケットを解析した事例を知りたい人
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SlackbotにFunction callingによる画像生成機能を追加した

CTO室の岩本 (iwamot) です。

弊社SlackのChatGPT botに画像生成機能を追加しました。Function callingを使って、OpenAIの画像生成エンドポイントを呼び出すシンプルなものです。

この記事では、実装の詳細と、機能追加した背景をご紹介します。

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ChatGPT botの安全性を高めるために工夫したこと

CTO室の岩本 (iwamot) です。

4月7日のプレスリリースでご案内の通り、ENECHANGEでは、ChatGPTを活用した業務効率化を進めています。

私も寄与したく、SlackへのChatGPT bot導入を提案し、実際に導入しました。結果、70名以上に利用されており、多少は貢献できたと思っています。

導入に際しては、安全性を高めるため、いくつか手を打ちました。具体的には「入力内容の保全・機密情報のマスキング・Azure OpenAI Serviceの利用」です。

以下、詳しくご紹介します。

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RubyKaigi 2023 に参加してきました!

ENECHANGE の小野と酒井です。
今年も ENECHANGE は2023年5月11日〜5月13日に開催された「RubyKaigi 2023」に、ゴールドスポンサーとして協賛しました!
そして RubyKaigi 2023 に我々を含め、弊社のメンバーも何人か参加してきました!

ENECHANGE は RubyKaigi 2023 に、ゴールドスポンサーとして協賛しました!

会場は長野県松本市にある、まつもと市民芸術館でした。

まつもと市民芸術館の階段付近

というわけで、今年の RubyKaigi で興味深いと思った内容や、感想について、書いていきたいと思います。

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PythonアプリのDockerイメージを6割ほど軽量化した手順と効果

CTO室の岩本 (iwamot) です。

この記事では、Dockerイメージの軽量化事例をご紹介します。

ざっくりまとめると、下記の手順で軽量化を進めました。

  1. diveを使ってレイヤを分析した
  2. ベースイメージをpythonからpython:slimに変えた
  3. 無駄なファイルを除外した

まず、背景から説明します。

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