こんにちは、ENECHANGE VPoTの岩本 (iwamot) です。
AIエージェント活用リレーブログ、前回は西岡さんの「AIエージェントでデータベースクエリ最適化を実現した体験談」でした。「AIツールの提案をそのまま使うのではなく、自分たちの状況に合わせて調整すること」を重視している点に共感しました。
じつは今回、ぼくが書きたかった話も「人間の判断」についてでした。AIを広く使う時代だからこそ、人間の「正しい」判断が重要になるという話です。「正しい」の意図については、本文で触れます。
「判断」と「責任」は人間の役目
AIの能力が高まっているとはいえ、「判断」と「責任」は人間の役目です。AIは誤った情報を出力することがあります。どこまで信じるべきかは人間が判断しなければなりません。当然、判断に責任を持つのは人間です。
AWSが先日発表した「AI駆動開発ライフサイクル (AI-DLC)」というソフトウェア開発手法でも、AIと人間の役割が下記のように分けられています。
- AI が実行し人間が監視する:AI は体系的に詳細な作業計画を作成し、積極的に意図のすり合わせとガイダンスを求め、重要な決定は人間に委ねます。これが重要なのは人間だけが情報に基づいた選択を行うために必要なビジネス要件の文脈的理解と知識を持つからです。
AIには要件に関する知識が不足しているため、重要な決定は人間に委ねなければならないということです。
重要な判断の頻度が上がる
一方でAIのアウトプットは速いので、人間にとっては重要な判断の頻度が上がります。すばやく判断しないと、人間がボトルネックになってしまいかねません。
前述したAI-DLCも、開発速度の向上を主眼とした手法です。
- 開発速度:AI-DLC が提供する最大の利点は、開発速度の向上です。AI が要件、ストーリー、設計、コード、テストなどの成果物を迅速に生成・改良することで、プロダクトオーナー、アーキテクト、開発者が以前は数週間かかっていたタスクを数時間または数日で完了できるようになります。
桁違いのスピード感で重要な判断を迫られる時代が、すでに来ています。
「正しい」判断を重ねよう
スピード感の上がった今、大事なのは「正しい」判断を重ねることです。もし正しくない判断を重ねてしまえば、望ましくない未来が早く訪れてしまいかねません。
「正しい」という言葉は曖昧に聞こえるかもしれませんが、ここでは下記の意図を込めています。
- 企業のミッションやビジョンに沿っている
- 倫理的である
要するに「企業のミッションを果たしていると胸を張って言えるふるまい」のことです。
ソフトウェア開発における倫理については「ソフトウェア・エンジニアリングのための倫理ならびに専門職実務綱領」が参考になります。他の分野にも、明文化されているかどうかはともかく期待される倫理観があることでしょう。
正しい判断をすばやく重ねることで、企業や自身にとって望ましい未来が早く訪れるはずです。
知識を磨こう
正しい判断を重ねるには、当然「必要なビジネス要件の文脈的理解と知識」を持たなければなりません。それこそが、AIではなく人間に判断を委ねる根拠だからです。
自信を持って正しい判断ができるよう、知識を磨きましょう。もし判断に迷うケースがあれば、その方面の知識を磨くべきシグナルだと捉えるのがよさそうです。
判断を誤ったら責任を取ろう
いくら知識を磨いても、判断を誤ることはありえます。完全な人間は存在しないので、当然のことです。
ただ、もし判断を誤ったら責任を取りましょう。責任を取ることも、AIには任せられない人間の役目です。
「責任」といっても、職を辞するべきといった話ではありません。「描いていた方向に軌道修正できるよう、全力でリカバリーしよう」ということです。
AI時代だからこそ「正しい」判断を重ねて、人間にしか果たせない役目を担っていきましょう。
おわりに
以上、AI時代だからこそ「正しい」判断を重ねることの大切さについて書きました。この記事自体、「書くのが正しい」と判断して書いたものです。
AIエージェント活用リレーブログ、次回もぼくが「ブログ記事51件の感想をAIエージェントに書かせる —— Strands Agentsでサクッと実現」をお届けする予定です。お楽しみに。