こんにちは。
2026年1月にENECHANGEに入社いたしました、エンジニアの杉山です。 現在は既に展開されているSaaSプロダクトのリアーキテクトプロジェクトに参画しております。
リアーキテクトを進める中で強く感じているのが、 自社プロダクトの仕様理解と同じくらい利用しているOSSの理解が重要であるということです。
OSSを表面的な使い方だけで捉えていると
- 今の構成は最適なのか
- 要件的に別のライブラリで十分ではないか
といった判断を根拠を持って行うことが難しくなります。 本記事では、そうした実務の中でOSSのコードリーディングを効率よく進めるために、私がDeepWikiをどのように活用しているかご紹介します。
DeepWikiとは?
DeepWikiは、GitHubのPublicリポジトリのURLを置換するだけで、AIがコードベースを解析しドキュメントを自動生成してくれるサービスです。
特に便利なのは以下の2点です。
- 手軽に使える: URLの
githubをdeepwikiに置き換えるだけ。セットアップやアカウント登録は不要 - AIと対話できる: リポジトリのコードをコンテキストとして質問でき、実際のコードをピックアップして回答してくれる
「ここはどうなっているのか?」と疑問に思ったとき、コードを探し回る前に質問ができ、対象のコードを解説付きで教えてくれるのでOSSの理解の大きな助けになります。
実際の使用例をご紹介
DeepWikiの使い方は非常にシンプルです。ここからは具体的な利用イメージを簡単にご紹介します。
今回はRailsの認証ライブラリであるDeviseを例に見ていきたいと思います。
- DeviseのGitHubリポジトリ(https://github.com/heartcombo/devise)にアクセス
- URLの
githubをdeepwikiに変更してアクセス

対象のリポジトリが既にDeepWikiによって解析済みの場合は、上記の画像のようにドキュメントが表示されます。 今回は例として、下記のプロンプトを入力してみます。
rails g devise User コマンドで Userモデルを作成した時に作成される current_user メソッドはどのような実装になっていますか?

このようにDeepWikiから回答が返ってきます。実装の詳細や実装されている箇所とファイルへのリンク、関連する処理などを教えてくれます。 メタプロされているコードは検索しても見つけるまでに時間がかかるので、この辺りを見つけてくれるのはとても助かります。
ただし、生成AIの回答が必ずしも正確とは限らないので、最終的にはコードを自身で確認することをおすすめします。
まとめ
実務の中でOSSのコードを読む際には限られた時間の中で読む必要があります。 私自身、特に大規模で歴史のあるOSSは全体像を掴む前に細部に迷い込んでしまうことがよくありました。
DeepWikiを使うようになってからは
- まずDeepWikiで全体構造を把握する
- 気になる箇所や分からない点をDeepWikiでAIに質問する
- 回答で得たファイルパスを手がかりに実際のコードを読む箇所を絞る
という流れができ、理解が進むと同時にコードリーディングにかかる時間も減ったと感じています。 いきなりコードに飛び込むのではなく、全体像を掴んでから細部に入ることでOSSのコードリーディングに対する心理的なハードルも下がりました。 OSSのコードリーディングに苦手意識がある方は、ぜひ試してみてください!