引き続き、EV充電サービス事業部の@yuyasatです。
前回は、EV充電サービスアプリ開発経緯についてご紹介いたしました。今回は、ネイティブアプリ開発にあたってなぜFlutterを採用したのか、Flutterを採用してみてどうだったのかというのを紹介したいと思います。
なぜFlutterを採用したのか
私はこれまでRailsを軸としながらフロントエンドはVue.js、開発のディレクション、AWSのインフラ周りをさわるなどしながら仕事をしてきました。Webの一連の技術に関しては詳細とまではいかないまでも大まかな概要はつかんできたなという実感があったので、2018年ごろ、プライベートで少しだけAndroidアプリの開発をKotlinで行っていました。その当時はプライベートで知見を広げるため程度での開発でしたが、Webと比べたらビルドにかかる時間も長いですし、iOSとAndroidをそれぞれ対応しないといいけないとなると、iOSアプリはSwiftで、AndroidアプリはKotlinで開発という形となり、スピード感をもって開発するのが難しいという印象を持ちました。クロスプラットフォーム開発では、当時はReactNativeやXamarinなどがありましたが、周りに話を聞くと結局はiOS、Androidそれぞれ開発しているという現場もあり、決定打に欠ける印象をもっていました。加えて仕事ではネイティブアプリ開発の機会はありませんでしたので、ネイティブアプリの開発に関してはあまり深く関わることはなくしばらく過ごしていました。
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