ENECHANGE Developer Blog

ENECHANGE開発者ブログ

ChatGPT APIで自社サービスの口コミを分析したら業務効率爆上がりだけじゃなくみんなハッピーになった話

概要

ENECHANGEが提供するアプリ『EV充電エネチェンジ』には、ユーザーが充電器の口コミを書き込めるコメント機能が組み込まれています。

このコメント機能を快適にご利用いただき、また自社サービスの改善に活かすためには、数多くの口コミを読み解く必要があります。増え続けるコメントをどう管理するか、という課題をトリガーとしてChatGPT API(最終的にはAzure OpenAI API)を使った支援システムを開発したことで、業務の効率化と即時性の向上、活用範囲の拡大が実現されました。 この具体的な開発プロセスや成果、困難だった点、そして今後の展望についてご説明します。

DALL・E3さんが描いてくれたコメント管理支援装置

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アプリケーションの通信エラーをパケットキャプチャで調査する - キャプチャしたパケットの解析 -

ENECHANGE所属のエンジニア id:tetsushi_fukabori こと深堀です。
執筆時点で暦の上ではとっくに秋ですが厳しすぎる残暑が続いています。
それでもようやっと愛犬の夜の散歩では涼しさも感じられるようになってきました。

同僚の id:iwamot さんが作成したChatGPT Bot作の夜に散歩するバーニーズマウンテンドッグ画像を貼っておきます。ご査収ください。

AIの生成した夜に散歩するバーニーズマウンテンドッグ(足とか背景がやや怪しい)

ChatGPT Botによる画像生成はこちらの記事で紹介されています。

tech.enechange.co.jp


前回に引き続き弊社アプリケーションで発生したエラー事象とその調査について記事を書きます。
エラーが発生したアプリケーションはいわゆるwebアプリケーションなのですが、原因の調査手法としてはパケットキャプチャを行うことになりました。
普段webアプリケーションの開発ではあまり出番が無い(と思う)パケットキャプチャなので、方法などを共有できればと思います。

今回はキャプチャしたパケットの解析です。

この記事を届けたい人

  • AWSで構築したアプリケーションでパケットキャプチャをやりたい人
  • キャプチャしたパケットを解析した事例を知りたい人
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アプリケーションの通信エラーをパケットキャプチャで調査する - パケットキャプチャ基盤の構築 -

ENECHANGE所属のエンジニア id:tetsushi_fukabori こと深堀です。
このブログに文章を書いている時点で「ENECHANGE所属」は自明なのでは…と思い始めています。
最初に固めた定型文ってなかなか変えにくいですよね。


前回に引き続き弊社アプリケーションで発生したエラー事象とその調査について記事を書きます。
エラーが発生したアプリケーションはいわゆるwebアプリケーションなのですが、原因の調査手法としてはパケットキャプチャを行うことになりました。
普段webアプリケーションの開発ではあまり出番が無い(と思う)パケットキャプチャなので、方法などを共有できればと思います。

今回はパケットキャプチャ基盤の構築についてです。
実際の解析作業は次回となります。
ちょっと長いので目次を入れておきます。

  • この記事を届けたい人
  • パケットキャプチャ基盤の概要
  • パケットキャプチャ基盤の構築
    • 1. pcapインスタンス用セキュリティグループの作成
    • 2. pcapインスタンスの作成
    • 3. VPC Traffic Mirroringのミラーターゲット/ミラーフィルターの作成
    • 4. VPC Traffic Mirroringのミラーセッションの作成
  • Tips:ミラーセッションの再作成について
  • パケットキャプチャ環境のセットアップ
    • 1. pcapファイル保存用EBSボリュームのマウント
    • 2. ミラーリング宛先用ENIに到着したパケットのVXLANヘッダを剥がす仮想ネットワークインターフェイスの作成
    • 3. tcpdumpの設定
    • 4. termsharkのインストール
  • まとめ

この記事を届けたい人

  • AWSで構築したアプリケーションでパケットキャプチャをやりたい人
  • キャプチャしたパケットを解析した事例を知りたい人
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アプリケーションの通信エラーをパケットキャプチャで調査する - エラー事象説明〜調査方針決め -

ENECHANGE所属のエンジニア id:tetsushi_fukabori こと深堀です。
実は今年の4月に育児休業から復職していました。
このブログの主旨からは外れるので特段書きませんが、育休は最高の体験でした。機会があればお勧めします。


今回から何回か使って弊社アプリケーションで発生したエラー事象とその調査について記事を書きます。
エラーが発生したアプリケーションはいわゆるwebアプリケーションなのですが、原因の調査手法としてはパケットキャプチャを行うことになりました。
普段webアプリケーションの開発ではあまり出番が無い(と思う)パケットキャプチャなので、方法などを共有できればと思います。

今回はエラー事象の概要から調査戦略の決定までの説明です。
序章的な立ち位置なのでさほど技術的な文章ではないです。
技術的な話は次回以降をご参照ください。

この記事を届けたい人

  • AWSで構築したアプリケーションでパケットキャプチャをやりたい人
  • キャプチャしたパケットを解析した事例を知りたい人
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SlackbotにFunction callingによる画像生成機能を追加した

CTO室の岩本 (iwamot) です。

弊社SlackのChatGPT botに画像生成機能を追加しました。Function callingを使って、OpenAIの画像生成エンドポイントを呼び出すシンプルなものです。

この記事では、実装の詳細と、機能追加した背景をご紹介します。

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ChatGPT botの安全性を高めるために工夫したこと

CTO室の岩本 (iwamot) です。

4月7日のプレスリリースでご案内の通り、ENECHANGEでは、ChatGPTを活用した業務効率化を進めています。

私も寄与したく、SlackへのChatGPT bot導入を提案し、実際に導入しました。結果、70名以上に利用されており、多少は貢献できたと思っています。

導入に際しては、安全性を高めるため、いくつか手を打ちました。具体的には「入力内容の保全・機密情報のマスキング・Azure OpenAI Serviceの利用」です。

以下、詳しくご紹介します。

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RubyKaigi 2023 に参加してきました!

ENECHANGE の小野と酒井です。
今年も ENECHANGE は2023年5月11日〜5月13日に開催された「RubyKaigi 2023」に、ゴールドスポンサーとして協賛しました!
そして RubyKaigi 2023 に我々を含め、弊社のメンバーも何人か参加してきました!

ENECHANGE は RubyKaigi 2023 に、ゴールドスポンサーとして協賛しました!

会場は長野県松本市にある、まつもと市民芸術館でした。

まつもと市民芸術館の階段付近

というわけで、今年の RubyKaigi で興味深いと思った内容や、感想について、書いていきたいと思います。

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