ENECHANGE Developer Blog

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PythonアプリのDockerイメージを6割ほど軽量化した手順と効果

CTO室の岩本 (iwamot) です。

この記事では、Dockerイメージの軽量化事例をご紹介します。

ざっくりまとめると、下記の手順で軽量化を進めました。

  1. diveを使ってレイヤを分析した
  2. ベースイメージをpythonからpython:slimに変えた
  3. 無駄なファイルを除外した

まず、背景から説明します。

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GAS / Slack連携を用いて、ランチ手当申請フローを改善した話

こんにちは、エネルギークラウド事業部・石橋 (rubita_isi)、エネチェンジ事業部・小野 (yuto-ono-ene)です。

私たちは普段は別々の部署で働いていますが、この度全社横断的な業務改善のトライアルとして、GoogleWorkSpace上のランチ手当申請フローをGASやSlack連携などを用いて効率化しました。

その取り組みについて、本記事で紹介させてください。

ENECHANGEランチ手当のマスコット・Qちゃん

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ご存じですか? AWS WAFログをS3に配信するのにかかる料金

CTO室の岩本 (iwamot) です。

AWS WAFのウェブACLトラフィックログをAmazon S3バケットに配信する場合、以下の料金がかかると最近知りました(強調は引用者)。

CloudWatch Logs が Amazon S3 バケットに公開ログ配信した料金Amazon S3 を使用した料金を合計したものです。

ウェブ ACL トラフィックのログ記録 - AWS WAF、AWS Firewall Manager、および AWS Shield Advanced

このうち「Amazon S3 を使用した料金」は、バケットを作ったリージョンのS3ストレージ料金だと直感的に分かります。

一方「CloudWatch Logs が Amazon S3 バケットに公開ログ配信した料金」とは何なのでしょうか。どのリージョンのどんな料金がかかるのでしょうか。

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Rails 6アプリのFargateをGraviton2に替えるために対応したこと

仕事ではコストを、プライベートでは悪玉コレステロール値を減らしたい、CTO室の岩本 (iwamot) です。

コスト削減を目的に、先日、あるRails 6アプリの基盤をIntel x86ベースのFargateからGraviton2ベースのFargateに替えました。

対応したことを簡単にまとめると、下記のようになります。

  • CodeBuildでARM用Dockerイメージをビルドできるようにした
    • CodeBuildビルド環境をLINUX_CONTAINERからARM_CONTAINERに替えた
    • ExecJSのJavaScriptランタイムをmini_racerからNode.jsに替えた
    • NokogiriをネイティブビルドするようBundlerを設定した
    • CodeBuildビルド環境のAWS CLIを更新した
  • FargateをGraviton2ベースに替えた
    • ECSタスク定義を更新した

以下、もう少し詳しく書き残しておきます。

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はじめての事業譲受対応(ドメイン / SSL証明書 / メール / Jira / GitHub / Azure / 死活監視)

CTO室の岩本 (@iwamot) です。プライベートでは、資格マニア活動の一環で、11/13の第三種冷凍機械試験に向けて勉強しています。「気体→液体→気体」と変化する冷媒のおかげで、ぼくらは部屋や食料を冷やせているんですね。

10月に、EVスマート事業譲受の一部を担当しました。担当したのは、記事タイトルの通り「ドメイン / SSL証明書 / メール / Jira / GitHub / Azure / 死活監視」です。譲受対応は初めてで、知らないことが多かったものの、譲渡側企業にご協力いただき、無事に終えられました。

事業譲受はめったにない機会なので、どのような対応をしたか、この記事に残しておきます。

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