ENECHANGE Developer Blog

ENECHANGE開発者ブログ

Team Blog Hub を用いた ENECHANGE エンジニア記事まとめサイトの公開

7 月に ENECHANGE に入社した岩本と申します。CTO 室にてインフラエンジニアを務めております。

インフラ業務の傍ら、弊社エンジニアの記事まとめサイト ENECHANGE Engineers' Articles を構築し、公開しました。本記事にはその経緯を記します。

状況

ENECHANGE では 2021 年 11 月現在、エンジニアを絶賛募集中です。詳しくは弊社サイトの採用情報Wantedly の募集情報をご参照ください。

このように募集しているなかで、応募を検討してくださる方向けの情報、特に「一緒に働くことになるエンジニアが日々どのような技術に関心を持って過ごしているのか」について、発信が不足しているという課題が浮かんできました。たとえば、今お読みいただいている ENECHANGE Developer Blog は 1 月の記事を最後に更新されていませんでした。

タスク

上記の課題について CTO の田中より相談を受け、発信力の強化を私が担当することとなりました。現在の ENECHANGE Developer Blog を活用してもよいし、新たなプラットフォームを構築してもよい、自由度の高いタスクです。

当面のゴールは「ENECHANGE のエンジニアが日々どのような技術に関心を持って過ごしているのか発信できるようにすること」となります。

行動

まず私が考えたのは「ENECHANGE Developer Blog の更新が止まっているのはなぜか」でした。かくいう私も入社後に記事を書いていません。我が身を振り返って「記事を書くモチベーションが湧かない」のが最大の理由だと感じました。

その観点で他社の事例を調べているうちに見つけたのが、下記の記事でした。

Ubieには現在、Ubie公式のテックブログがありません。
このUbie公式のnoteアカウントでは、主に告知や、組織についての発信をしています。
 
技術的な発信や入社エントリなどは、メンバー個人のブログを使用して発信するという方針を取っています。
 
「個人のブログでアウトプットしたほうがメンバー自身のアセットとして残るし、アウトプットするモチベーションも上がるのでは?」
 
という考えのもとです。
 
しかし一方で、Ubieの技術に関する発信が一覧しづらい、探しづらいという課題がありました。
 
(中略)
 
そこで、メンバーそれぞれの投稿を自動で集約する場所を作れるという「team-blog-hub」は最適な解決手段でした。
 
引用元:Ubieエンジニアのブログ記事まとめサイト「Ubie Engineers' Blogs」を公開しました

「会社のブログより個人のブログのほうがアウトプットのモチベーションが上がる」という仮説とともに、個人の記事を集約するツールとして Team Blog Hub が紹介されています。

Team Blog Hub について調べたところ、まさに上記の仮説に基づいて作られたツールであることが分かりました。

採用目的でテックブログを始めたものの、時間の経過とともに古い記事ばかりになる or すでに退職している社員の記事ばかりになる…というのはよく見かける光景です。
 
目の前のタスクが積み上がっている状況で、業務時間内にブログを書く時間を取るのはなかなか難しいと思います。
 
そうは言っても業務時間外に無償で会社のブログに書くのもなかなか気乗りしません。「数年以内に転職するかもしれない」という気持ちがあればなおさらです。記事が転職しても自分のものとして残るのであれば、書くモチベーションは上がるのかもしれません。
 
引用元:チーム個々人のテックブログをRSSで集約するサイトを作った(Next.js)

これは弊社の課題の解決策としてうってつけだと感じたため、すぐにデモサイトを作って社内で提案したところ、正式に進める許可がもらえました。

その後、参加者を募り、デザインを調整して、公開に至ったという流れです。今のところ、デプロイには GitHub Actions と Netlify を使っています。

結果

ENECHANGE Engineers' Articles の公開により、当面のゴールである「ENCHANGE のエンジニアが日々どのような技術に関心を持って過ごしているのか発信できるようにすること」が達成できました。

ただ、現時点では発信者が私を含め 3 名のみと寂しい状況です。他のエンジニアにも参加してもらえるよう何らかの施策を打つのが次のゴールと考えています。

応募者の方には「ENECHANGE Engineers' Articles の記事を見て興味を持った」と言っていただけるよう、提案者としても発信者の一人としても、引き続き進めていきます。