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エネチェンジEV充電アプリリリース🎉

EV充電サービス事業部の@yuyasatです。

今年1月に昨年まで在籍していたエネルギークラウド事業部からEV充電サービス事業部に異動し、開発責任者としてエネチェンジEV充電のアプリを開発してきました。先月19日にアプリをリリースすることができ、エネチェンジでのネイティブアプリ開発をいかに立ち上げてリリースに至ったかを簡単にご紹介したいと思います。

エネチェンジEV充電アプリでできること

まず、エネチェンジEV充電のアプリでできることは、全国に設置されている充電器を検索することができ、エネチェンジEV充電サービスで提供している充電器に関してはアプリから充電の開始や停止、課金ができます。従来なら充電するためのカードをクレカ登録等と共に申し込んで充電器に併設されている認証システムにタッチして充電するという形でしたが、エネチェンジEV充電アプリを使えば、アプリをインストールし、クレジットカード情報を登録するだけで充電できます。

エネチェンジEV充電アプリ

iOS : https://apps.apple.com/jp/app/id1616073620
Android : https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.enechange.evchargingservice

チーム構築

EV充電サービス事業部に移動したのが2022年1月。アプリリリースが5月19日ということですが、初回の審査自体はGW前に行っており、開発期間は4ヶ月ほど。QAに1ヶ月ほどとっているので、主に実装した期間は3ヶ月ほどです。

本記事ではリリースまでの経緯を簡単にご紹介しようと思います。

私が正式に異動したのは2022年1月からですが、実際に稼働をし始めたのは11月末からで、その段階ではネイティブアプリのエンジニアはいませんでした。従って、正社員ないし業務委託という形でエンジニアに参画してもらわなければいけません。正社員であれば時間がかかってしまいますので、まずは業務委託の方から探し始めました。

弊社ではもともとサーバーサイドエンジニアやフロントエンドエンジニアの業務委託が何名かおり、協力いただいている会社さんから紹介を受けてきました。今回もそちらの会社さんにもお声がけをしたり、弊社の別事業部のエンジニアの知り合いなどに声をかけて何名かのエンジニアに参画いただくことができました。開発をスムーズに進めるにあたって、エンジニアというのは非常に重要な要素ですから、ここがうまくいったことが最大の要因だったと思っています。社内外を含め協力いただいた方に感謝しかありません。

しかし、ネイティブアプリ開発においては、ネイティブアプリエンジニアだけでは進められません。アプリのデザインをしてくれるデザイナー、ネイティブアプリと連携を行うAPIの開発に必要なサーバーサイドエンジニアなどです。私はもともとサーバーサイドエンジニアでしたので、サーバーサイドに関しては自分一人ともう一人いればなんとかなるかなと思っていました。また、デザイナーに関しては社内のデザイナーに異動していただき、他事業部の社員に紹介していただいた外部のデザイナーやイラストレーターなどにも協力いただきました。結果、採用活動を11月から始め、無事1月からある程度開発が進められるチームとして形にすることができました。

開発の流れ

チームが構成できたらあとは開発あるのみです。ネイティブアプリ開発に関しては社内において十分に経験があるという訳ではなかったので、アプリ開発の経験豊富な業務委託の方には非常にお力添えいただきました。こうした外部の方の協力というのは社内にノウハウを貯めるという意味でもとても有意義であることを実感しました。

特にデザイン周りに関してはWebデザインとは異なる部分も多々あり、特に弊社のデザイナーは自分でデザインも作りつつマークアップも行うメンバーが多いので実装をエンジニアに任せるスタイルは初めてで、細かなところまで明確にしないとうまく伝わらないなどの苦労がありました。この辺りの話に関してはデザイナーから別記事で記載してくれる予定です。

要件定義から実装までに関しては、主に私がディレクションを行い、ビジネスサイドとの毎週の定例や適宜slackでのすり合わせして進めていきました。業務要件はデザインやサーバーサイドに影響しますから、デザイン面はデザイナーに作ってもらい私が確認を行いネイティブアプリエンジニアに開発をしてもらう、サーバーサイドに関しては私が設計・実装を担当するという役割でした。まだ立ち上げたばかりの事業部でビジネスサイドとも直でやりとりを行い、設計・実装まで少人数で行うことでかなりのコミュニケーションコストが削減できたのではないかと思っています。私は以前SIerにいたことがあるのですが、要件定義をする者、設計者、実装者が分かれており、コミュニケーションコストがかかっていたことを思い浮かべると、我々のように少人数で一気通貫に要件定義から実装まで行えるというのはユーザーに価値を素早く届けるという意味では非常に大事なことなのだなと思いました。

Flutterエンジニア募集中!!

ひとまず最低限の機能でリリースをしましたが、まだまだ追加でやりたいことはたくさんあります。この記事を書いている間にも複数の機能追加が並行して行われております。引き続きネイティブアプリエンジニアの採用は継続中ですので、Flutterでの自社開発に興味のある方はぜひご連絡ください!

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