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開発背景と現場の話[エネルギープラットフォーム事業編]

こんにちは。ここ数ヶ月、再エネや建設関連銘柄をウォッチしているCTO室のkazです。

ENECHANGEの前身は英ケンブリッジの研究機関で生まれました。くわしくは創業ストーリーをお読みください。 その後、2016年に小売全面自由化される日本市場に参入し、これまでに多数のメディアに紹介いただいています。

今回は求職者に開発現場をイメージしてもらいやすいようにENECHANGEのプロダクトの1つであるエネルギープラットフォーム事業についてご紹介したいと思います。

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そもそも電力自由化とは?小売全面自由化とは?

電気事業制度はポツダム宣言後の1951年から電気の安定供給を目的に始まったわけですが、 2015~2020年までの3回にわたって実施される電力システム改革のうちの小売参入の全面自由化(2014年改正電気事業法)を電力自由化と言うことがほとんどかなと思います。呼称の正確さよりも「電力会社を選択できる」という分かりやすさが重要だと思ってます。

電力自由化

電力自由化とは、旧一般電気事業者により独占されていた家庭などに向けた電力小売が2016年4月に行われた法律の改正により全面自由化され、さまざまな業種の企業が電力の販売に参入できるようになったことをいいます。今までよりも多くの企業・電力会社が、地域の枠を超えてサービスを提供できるようになりました。 enechange.jp

もう少しだけ詳しく書くと、 一般家庭の従量電灯から事務所などの50kW以下の低圧電力部門まで自由化の対象が広がったということです。 電灯電力需要実績の電灯需要を見ると、従量電灯の存在感が飛び抜けています。

  • 自由化前の2015年の電灯電力需要実績※経済産業省・資源エネルギー庁 f:id:dev-enechange:20200711130849p:plain

上記資料から電灯・電力需要の口数をグラフ化してみました。

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自由化により開放された市場において従量電灯が主戦場となることは事前に分かっており、2020年現在、508を超える新電力が誕生しています。

ENECHANGEは電力小売事業者として登録もしていますが、主に小売供給契約の「代理店」・「取次ぎ」・「媒介」の制度を用いた消費者向け、電力事業者向けにサービスを提供しています。 具体的なサービス内容について知りたい方は下記をご参考にしてください。

エネルギープラットフォーム事業

マーケティング・エネルギーデータ解析技術を活用した様々なサービスを展開し、「自由化によるエネルギー革命」を推進しています。

  • 電力ガスマッチングサービス(家庭向け)

enechange.jp

  • 電力ガスマッチングサービス(法人向け)

enechange.jp

  • おまかせ“でんき”切り替え

enechange.jp

  • バランシンググループ仲介

enechange.co.jp

他、複数のプロダクトが開発中です。

入社後、当該事業にアサインされた際は下記環境でご活躍いただくことになります。

開発環境

  • 言語: Ruby, JavaScript
  • フレームワーク: Ruby on Rails, Vue.js
  • バージョン管理など: Git, GitHub
  • CI環境: Circle CI, SideCI, CodeCov
  • インフラ: AWS, Terraform, Ansible, etc
  • データベース: PostgreSQL, MySQL
  • その他ツール: Fabric

システム構成

とても簡単ではありますが、主な機能を提供しているシステム構成をご紹介します。

インフラはTerraformですべてをコード管理し、AnsibleでWebアプリケーションなどの設定を管理しています。

①小売供給契約の「代理店」・「取次ぎ」・「媒介」の制度を用いた電力事業者向けサービスです。

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②小売供給契約の「代理店」・「取次ぎ」・「媒介」の制度を用いた消費者向けサービスです。

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なんどかのリプレイスを経て、今の構成になっています。 図には書いてないですが、他システムやサービスとの連携も複数あり、ブラックボックス化しないように開発者全員が取り組んでいます。


「代理店」制度を用いたサービスの案件の流れ

契約締結後にヒアリングシート(料金プランリスト、提供地域など)を事業者から受け取り、電気料金比較サイト電気代見直しNo.1サイト「エネチェンジ」 / 電気とガスのかんたん比較に実装します。

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実際、開発者はディレクターやセールスチームとも密に連携して業務を行いますので、リアルタイムで電力市場の情報を入手できますし、 自分のアイディアがサービスに取り入れられることもあり、積極的に開発に参加できる文化があります。

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